三浦半島 河津桜と菜の花の散歩
私が逗子に住むようになってからずっと訪問している場所の一つに、「三浦海岸桜まつり」がある。2月半ばから3月上旬までの間、京急三崎口駅から三浦海岸駅までの間に咲く河津桜が満開となり、その沿線に菜の花が植えられている。その区間をただのんびり歩くだけの祭りなのだが、私はこの祭りが非常に好きだ。約1000本もの河津桜が沿線に並び、肌寒い青空に濃いめの桃色の花びらが美しく凛と咲き、その木々の間を黄緑のメジロが飛び回る。この祭りを歩かないと春が来た気にならないのである。
1か月に1度自分の部屋に訪れて、短い期間だけ逗子ライフを味わっているのだが、先日逗子周りでどこに行こうかと悩んだ時に、ふと河津桜のことを思い出した。そういえばもうそろそろ河津桜祭りだと気づき、ふらりと京急に乗って訪れた。
今回の桜はちょっとまだ早かったのか、蕾も多く、3~5分咲きといったところか。それでも美しき桜たちの姿を眺めながらゆっくりと散歩するのはとても心地いい。
河津桜のそばには菜の花が植えられている。油菜、と言われるぐらい、この花が咲くと脂臭い。河津桜がまだ咲ききっていないときはこの黄色い花が満開である。油菜の黄色と河津桜の濃い桃色の対比。何年も見ているのだが、相変わらず気持ちが和む。
購入した逗子の部屋は良い。何せふと思い立ったら美しい場所に気軽に行けるのだ。私の人生にとって、逗子は私にとって落ち着く場所だ。
今の会社のために住んでいる場所も格別悪くはないのだが、会社がくそ町にある。
あんな場所に毎週通わないといけないなんて、もはや限界だ。
そしてあんなくそ会社も限界だ。
一刻も早く逗子に引きこもりたい。