なにごとも思うほどには悪くない
今日も美しい桜だった。
上を向き、美しいものを眺める。顔を天に向け、仰ぎ見るその所作に、自分の心が癒されていくのを覚える。今日、桜の写真を撮った時に、今日も何か書こうという、これまで失われてきた上向きな気持ちが、再び起き始めた。これまでの3年間で失われていた、何かに興味を持ち、何かをしようという気持ちを今感じている。
最近読んでいる本がある。コリンパウエルの、リーダーを目指す人の心得、という本である。もうリーダーとか管理者だとか完全に無関係になったと思って、最近までその手の本は読まなくなっていたのだが、次の会社が決まった以上、やはりリーダー的な側面を求められるのだろうと思い、読み始めた。
その中で、
”なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ”
という言葉が書いてある。最近この言葉が心に響いている。1月後半から3月上旬までに幾つもうんざりすることが起きた。しかし、今、問題がひとつひとつ解決に向かい始めている。時間がたてば必ず状況は良くなる、その言葉が今素直に信じられそうな気分である。
今日、仕事は比較的順調だった。しかも、以前の自分のような論理の展開が出来て、ふと振り返って、何か久しぶりの感触で、正直ほっとした。
なんとなく、今自分が徐々に良くなっている実感がある。
自分の取り戻し方を見つけたようだ。
あともう少し、本当にもう少しだ。
もう少しで、次のステージに移れそうだ。