逗子でのあすなろう物語・・・これからセカンドライフを目指して

これからセミリタイアを目指し、生き方を模索する日常をぼやく、つまらないブログです

仕事に対する真摯さという言葉を久しぶりに思い出す

転職先に内定している会社の人たちと会合した。

私が社会人になる前の新入社員面接の時に知り合って以来20年以上の知り合いなので、今更面接だとか人格のチェックだとか言うようなことではなく、ただただご飯を一緒にして今後の話し合いをした、というところなのだが、それでも私にとっては今のくそ会社からいかに早く脱出するかという大事な話し合いなので、若干は緊張した。

大半は無駄話と今後私が入社したらどのように仕事をしていくか、という話し合いで終始するのだが、その会話が本当にマニア向けとしか思えない会話の連続で、流石にその分野の商品をずっとやり続けている人だな、と思わせるというか、ただの酔狂人というか、とにかく4時間以上もそんな会話が続いた。

出資者で会社設立にかかわった女性が言うには、これまで会社設立で話し相手になれる人がいなかったから、と言っていたが、確かに会話内容は大学院を卒業していないと相手にならないような会話だった。

そんな会話を今の会社でしようと思ってもできなかった私にしてみれば、新鮮というところもあるのだが、それ以上に楽しいと感じた。仕事に対する真剣さも専門性もはるかにハイレベルだ。私が最初に入った東証1部上場の会社でも同じような感じだったのだが、今の会社ではそんな会話にならず、もう2度と味わうことが出来ないと思っていた、仕事に対する真摯な姿を久しぶりに味わった。

今の会社に入って以来17年以上たつのだが、会話内容といえば飲み会でどこの誰がどうした、代理店の誰が出世した、等という週刊誌レベルの内容ばかり。客の話、商品の話など誰一人議論しない、というか出来ない。

最初の頃はこんな会社に交わっても、と思っていたのだが、いつの間にか自分もそんな連中に慣らされてごみになっていた。そして自分が追い求めようと思っていたビジネスの姿を諦めてしまった。

そんな話し合いを続けながら、合間に私の年収と今後の入社、トレーニングのスケジュールについて話し合った。話は5分ほどで済んでしまったのだが、やはり7月半ばで今の会社に辞めることを宣言し、8月末で退社、その際就職先は決まっておらずアルバイトで生きる、と伝えて、9月から次の会社にアルバイトで1か月間働き、10月から入社する。3か月間トレーニングを行い、その後関東で一人で仕事を行っていく。

普通の研修の長さではない。それは今後会社の中核として生きていくことを求められているからである。

ちなみに給料は今の会社で貰っている年収よりも200万円少ない。それでも一発OKと言ってしまった。今の私には年収などどうでもいい。生きていけるだけの金額であればそれでいい。

それよりも生き甲斐、働き甲斐である。

本当に一刻も早く今の会社を辞めたい。